小早川桐子 絵のアーカイブ

創作活動の記録です。油彩の抽象画とドローイング絵日記を中心に制作しています。

豊田市美術館

昨年11月に、初めて豊田市美術館に行ってきました。
「開館25周年記念コレクション展VISION」が開かれていました。
豊田市美術館では、以前杉戸洋さんや奈良美智さんの個展が開かれたことがあり、
観に行きたかったのですが、少し遠いので行けませんでした。
今回のコレクション展で、杉戸洋さんと奈良美智さんの作品を1、2点ですが
観ることができました。
杉戸洋さんの大作は、思ったよりも薄塗りで、抽象的なモチーフの中に、
三角形が2つ並んだところがあって、そこに目が留まる、不思議な絵でした。
奈良美智さんの作品は、カラフルで、柔らかい色使いでありながら、
鋭さが感じられる絵だと思いました。
他にもいろいろな作家さんの作品を鑑賞できました。
若林奮さんの鉄の立体作品は、存在感があり、創作意欲がかき立てられるような
深みがありました。
河原温さんの、キャンバスに年月日を描いた「Todayシリーズ」は、テレビか何かで
見たことがあったのですが、実物を見ると、印刷されたフォントのような字が、
手描きであることが分かります。これを私が生まれるより前の1971年に
毎日描いていたのだということが伝わってきて、毎日が淡々と過ぎていくことが
形になっているのでインパクトがありました。
岡崎乾二郎さんのTOPICA PICTUSシリーズは、数点の小さな抽象画で、絵の具の質感が
楽しい作品でした。1点1点に、パンフレットのようなものがあって、岡崎さんの
文章と、岡崎さんの作品ではない昔の絵画や彫刻などの写真が掲載されています。
抽象画と、文章と、昔の美術品が、頭の中でつながったときに、ただ絵を観ただけでは
味わえない、様々な感覚を使って鑑賞したような、複雑なイメージが残りました。

豊田市美術館感想画